世界三大仏教遺跡のバガンへ【第8回】

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バガンは壮大な遺跡でした。広大な土地に点在し、森林の中から覗かせる煉瓦造りの仏塔は、ヤンゴンの喧騒から切り離され、静かに時が刻まれるのを待っているようです。これらは「ラピュタの空中都市が現実の世界に広がっていた」そんなイメージも想起させます。皆さんは、ミャンマーが誇る世界三大仏教遺跡の一つ、バガンをご存じですか。私は先日初めて訪れ、景色に圧倒されてしまいました。

 

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バガン遺跡に林立する仏塔の数は3000を超え、その多くが11世紀から13世紀にかけて建てられました。その建築方法はずっと解明されていないままでしたが、経済開放と民主化が進んだ近年になって初めて、調査が進んできています。
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また、バガンはユネスコの世界遺産に登録されていません。ミャンマー政府がバガンを世界遺産に登録しようと試みておりましたが、以下の理由で登録が認められませんでした。

・電飾を使った仏像の装飾
・近代的な建材を使用した仏塔の修復
・展望台
・ゴルフコース

私はこれらに関しては気になりませんでしたが、仏塔の中にホウキやゴミ箱が目に見えるところに置かれていて、生活感を感じさせることもありました(笑)こういった点はぜひ改善してほしいですね!バガンはヤンゴンから飛行機で1時間半程度で到着しますので、ミャンマーに来た際はぜひ立ち寄りください。

 
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