2016年 11月 の投稿一覧

世界三大仏教遺跡のバガンへ【第8回】

バガンは壮大な遺跡でした。広大な土地に点在し、森林の中から覗かせる煉瓦造りの仏塔は、ヤンゴンの喧騒から切り離され、静かに時が刻まれるのを待っているようです。これらは「ラピュタの空中都市が現実の世界に広がっていた」そんなイメージも想起させます。皆さんは、ミャンマーが誇る世界三大仏教遺跡の一つ、バガンをご存じですか。私は先日初めて訪れ、景色に圧倒されてしまいました。

 

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バガン遺跡に林立する仏塔の数は3000を超え、その多くが11世紀から13世紀にかけて建てられました。その建築方法はずっと解明されていないままでしたが、経済開放と民主化が進んだ近年になって初めて、調査が進んできています。
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また、バガンはユネスコの世界遺産に登録されていません。ミャンマー政府がバガンを世界遺産に登録しようと試みておりましたが、以下の理由で登録が認められませんでした。

・電飾を使った仏像の装飾
・近代的な建材を使用した仏塔の修復
・展望台
・ゴルフコース

私はこれらに関しては気になりませんでしたが、仏塔の中にホウキやゴミ箱が目に見えるところに置かれていて、生活感を感じさせることもありました(笑)こういった点はぜひ改善してほしいですね!バガンはヤンゴンから飛行機で1時間半程度で到着しますので、ミャンマーに来た際はぜひ立ち寄りください。

 
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開発途上国の活動で大切なこと 【ミャンマー第7回】

ミンガラバー

 

皆さんご機嫌いかがでしょうか。私は現地ローカルスタッフからもらった観葉植物を枯らしてしまいました。ヤンゴンの日差しに耐え切れず、たった1日足らずでカラカラになってしまったのです。その挙句、カラカラ葉っぱも半分くらいハトに食べられてしまいました…。

 

さて、こちら読んでくださっている人の中には、海外に出て世の中をよくしようと考えている人もいるかと思います。

ミャンマーに限らずあらゆる開発国で仕事をするにあたって、全ての渡航者が必ず守らなければいけない大切なこと一つがあるので書きます。

 

大切なこと…

それは、とにかく安全管理を徹底することです。

裏返すと、開発途上国で死んではいけないということになります。

 

その理由は、あなたが死んだら家族や友達が悲しむからということではありません。開発国には、JICA、ユニセフ、国際連合をはじめとする大型の国際機関をはじめ、数十から数百を超えるNGOが援助活動を行っています。もし、あなたが途上国で亡くなってしまった場合(とくに、安易に危険地域に足を踏み入れ、紛争に巻き込まれるなどした場合)、外務省がその国で活動を行うことは危険だと判断し、国際機関の活動が縮小します。

先日安倍首相がミャンマーに8000億円投資するというニュースがでていましたが、ODA案件には数億円以上のコストをかけ、何年も継続している案件もあります。外国人一人が亡くなることによってそれらがストップし、その恩恵を受けていた途上国の人々の生活が脅かされてしまうのです。

 

というわけで、知識や経験のない人間が、興味本位に危険地に行くのはやめましょう。開発途上国では、安全管理やその国の危険情報に気を配り、あなた自身が安全に生活することが大切です。

【海外インターン】第1回 海外インターンシップ生受け入れ

みなさんこんにちは!本社管理部勤務の小林といいます。急ではありますが、みなさんは外国の方々と関わったことはありますでしょうか?当社では10月より3か月間、海外インターンシップ生を受け入れることになりましたので、今後当ブログにて紹介していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

さくらに来ているインターンシップ生はインドネシアから来ました、とても親しみやすいティアン(Muhammad Hartryan)さんと、ベトナムから来ました、元気で笑顔が素敵なリン(Dien Thi Ngoc linh)さんのお二人です。

ティアンさんはインドネシアのトップ大学である、国立インドネシア大学で経営学を専攻している大学3年生です。小学生と高校生時代を大阪と東北で過ごしており、日本語はA判定を持っています。

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 ティアンさん

 

 

リンさんはベトナムのホーチミン市法科大学で経営管理を専攻しており、今年卒業しています。日本語はB+判定で、ベトナム語、日本語の他にも英語、中国語を話すことができ、TOEIC910点を持っています。リンさんは世界中の人と出会ったり、グローバルな企業で働くチャンスを得るために、日本語を含め様々な言語を学んできたそうです。

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リンさん

 

 

次回はインターンの受け入れを行うことになった経緯やインドネシア、ベトナムの紹介をしていきたいと思います。お楽しみに!!

 

第6回「ニュースいろいろ」

ミンガラネネキンバー(おはようございます)

11月1日からアウンサンスーチーさんが来日し、安倍首相が今後5年で8000億円の支援を表明したことが話題になっていますね。8000億円とは金額が大きすぎるのでなかなか想像しづらいので調べてみると、日本のODA総支出がおよそ年間1兆円で推移しているようです。そして二国間援助の上位3ヵ国を調べてみるとこのような数字でした。

(2014年度二国間援助総額計)

ベトナム    約1900億円

インド     約1450億円

インドネシア   約570億円

ミャンマーに対しては5年で8000億円の支援するということなので、年間1600億円。こう考えるとODA二国間援助で最も金額の多いベトナム・インドに匹敵する金額のようですね。日本政府としてもミャンマー支援を重視する路線を明確に打ち出したわけなので、ミャンマー駐在者としては民間企業も続いてくれると嬉しいですね!アメリカの経済制裁解除の影響もあって新会社法の制定も進んでおりますし、ミャンマーのビジネス環境は大幅に改善される見通しですよ~。

 

さて、ちょっと笑ってしまったニュースをご紹介。

短いのでミャンマージャポン10月22日のニュースよりそのまま引用です

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ヤンゴン証券取引所、売買は低調

ヤンゴン証券取引所のテ・トゥン・ウー上級部長によると、同取引所で株式の売買を行っているのは、1日あたり数千人しかいないことがわかった。売買を仲介する証券会社5社に取引口座を開設した人は約2万人いるが、現在1日あたりの出来高が低調だという。

 

同部長は「上場されている銘柄が3つしかないため、国民の関心が薄くなっている」とコメントした。

 

ヤンゴン経済大学の元教授イー・イー・ミィン氏は「ミャンマー国民は短期間で利益が得られる投資案件しか興味がない」と分析した。
[7Day Daily] 2016/10/22

 

(引用元:ミャンマージャポン10月22日)

http://myanmarjapon.com/newsdigest/2016/10/28-001342.php

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3銘柄って!

そしてこの身もフタもない教授の分析たるや