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ケアプラン自動生成プロジェクト着々と前進。日本KAIGOソフト(現Care Viewer)プレスリリース 公開

グループ会社 日本KAIGOソフト株式会社(現Care Viewer株式会社)にて、プレスリリースを発信いたしましたのでお知らせいたします。

 

AI(人工知能)の技術を生かして、介護負担の少ない持続可能な社会づくりを目指す日本KAIGOソフト株式会社(本社:北海道札幌市、代表者:中元 秀昭、以下KAIGOソフト)は、株式会社テクノフェイス(本社:北海道札幌市、代表者:石田 崇、以下テクノフェイス)と共同で進行する“AIによるケアプランの自動生成にまつわる構想”を、まとめつつあります。今後、KAIGOソフトが展開する介護・福祉サービス事業の現場などから集めた情報を蓄積し、検証を重ねながら、実用化への歩みを進める考えです。

 

株式会社テクノフェイスは、北海道大学発R&D(研究開発)ベンチャー企業として2002年に設立。北海道内外の企業、研究機関と共に、国内でもトップレベルの活動を続けています。

 

 

■高度化でサービスの精度が自動的に向上
KAIGOソフトとテクノフェイスは、AIを使ってケアプランを自動生成する構想を、「介護サービスのAIによる高度化」の一部と表現しています。高度化とは、業務の価値を高めることを意味します。生産性の向上につながる各種作業や手続きのスピードアップ、正確性や品質の向上、均一化などが含まれます。

AIが行う作業は次のような流れです。
1.日々の業務から得られる情報を一定の条件における結果として自動蓄積
2.膨大な情報の関係を自動学習
3.学習結果から、計画の自動立案

 

AIの作業を、ケアマネジャーがケアプランをつくる作業に置き換えると、次のようになります。
1.ケアマネジャーによる被介護者のアセスメントや、状態のヒアリング作業=AIによる自動情報収集
2.ケアマネジャーの経験や独自の情報判断をよりどころにしたケアプラン作成=AIによる情報の関係性の自動学習や自動計画立案

 

AIを使ってケアプランを自動生成することの主なメリットには、次のことが挙げられます。
1.ケアプラン作成時間の短縮
2.ケアマネジャーの熟練度や個人の考えの違いなどが生み出すばらつきの軽減科学的根拠をもとに作り上げることによるケアプランの質の向上と、そのことによる介護負担、介護費用の軽減

 

■鍵となる介護記録ソフト「CareViewer」

 

KAIGOソフトの「介護サービスのAIによる高度化」構想で鍵になるのが、テクノフェイスと共同開発中で、すでに多くの介護現場で実用もされている「AI・介護記録ソフトCareViewer」(以下CareViewer )です。

 

「CareViewer」は、WEB、iOS、androidに対応したクロスプラットフォーム対応の介護記録デジタル化ソフトです。要介護者の健康状態や暮らしぶりなどの情報を、スマホ、タブレット、PCで簡単に書き込み、共有することができます。

 

記録した情報は今後、個人情報を持たない介護プロセスにおける統計情報として、AIを使ったケアプランを自動生成のための貴重な情報として役立てられます。「CareViewer」と連動するAIは、基礎研究を終え、プロトタイプが完成。さらなる高度化を目指します。AIに学習させながら、精度を向上させ、質の高い介護を提供し生産性を向上させていきます。

 

「CareViewer」のすでに活用されている機能には、次のようなものがあります。
1.自動通知機能
2.タスク登録・管理機能
3.グラフ機能
4.音声入力機能

 

自動通知機能は、介護保険などの更新時期が近づいたときに通知するもので、雑多な業務に追われる介護者に役立つ機能です。

 

タスク登録・管理機能は、介護記録を記録しながら、新たなタスクを登録する機能です。要介護者の状況は常に変化し、新たな記録項目(タスク)が発生し続けます。いつでも追加し、管理することができます。

 

グラフ機能は、血圧などの介護記録を、時系列にそってグラフ表示する機能です。要介護者の体調などを、一目で、把握、分析することが可能になります。血圧のほかに、体温、脈拍、水分摂取量、体重、呼吸、SpO2、血糖値などのグラフ化に対応します。

 

音声入力機能は、音声(話し言葉)による入力に対応する機能です。

 

 

すでに「CareViewer」の導入している介­­護現場では、介護記録にかかる時間が年間約4,590時間の削減に繋がったという報告があります。
※グループホーム(2ユニット) 介護職員9人の場合 1,42時間×9人×30日×12ヶ月=4,590時間

 

「CareViewer」のそのほかの特長として、他社の介護系ソフトや、ウエラブル端末などのハードとの情報連携が容易であることが挙げられます。独自に開発したAPIを用いることで実現しました。

 

連携可能となった情報は、生活記録、労務計算、介護報酬、リハビリ訓練、バイタルサイン、ベッドセンサー経由の情報など多岐にわたります。

 

 

■経済産業省の支援獲得と、将来像
これらのKAIGOソフトの構想は、経済産業省の「平成29年度商業・サービス競争力強化支援事業(新連携支援事業)」として採択されています。同事業は、中小企業や小規模事業者が、産学官や異業種分野と連携しながら新しいサービスモデルを開発するための経費を補助するものです。IT、農業、伝統芸能など全国から提案された個性ある25の構想、計画が採択されています。

 

今後は、ケアプランと合わせて、個別介護計画をAIで自動作成しようという計画も進めていきます。個別介護計画は、ケアプランをベースにしながら、要介護者一人一人に併せたきめ細やかな心遣いでまとめた介護計画です。要介護者が歩んできた人生や、心の内側、家族との関係性なども加味して立てられます。

 

「ゆくゆくは、介護が負担であるという認識自体を、この世からなくすことができるのではないか」というのが、KAIGOソフトのビジョンです。

 

 

【ご相談窓口】
E-mail:careviewer@japan-kaigosoft.com
Tel:050-5443-1850(カスタマーサポート担当)
CareViewer サイトURL:https://care-viewer.com/

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